プリウス、5.8%値上げへ レアアース高騰など響く [国内]

 トヨタ自動車は、国内の新車販売台数首位を走るハイブリッド車(HV)「プリウス」の国内価格を実質的に値上げする方針を決めた。11月下旬から内装などの改良に合わせて、現在205万円の最低価格を217万円に引き上げる。約3年ぶりの値上げとなる。

 2009年発売の3代目プリウスは燃費性能と価格の安さで、消費者から強い支持を受けている。昨年の年間販売台数は31万台を突破、長く大衆車の代名詞だったトヨタの小型車「カローラ」の持つ記録を20年ぶりに塗り替えたばかりだ。

 小型車競争が激しい中で5.8%もの値上げに踏み切るのは、モーターなどに使うレアアースや車体に使う鋼材の価格が高水準にあり、採算が悪化しているため。1台あたりの生産費は少なくとも数万円程度は膨らんでいるもよう。


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